die Familienreise (家族旅行)

 週末、家族で箱根に一泊旅行にいきました。箱根は小学校の修学旅行と結婚前のオクサンといっただけであまり縁のない観光地でしたので、どこに行ったものかと多少不安でしたが、さすが古くからの観光地だけあって楽しめました。自宅が横浜の日吉なので東名のインターも近いのですが心配症の私はかなり早めに出てしまい、初日の目的地小湧園ユネッサンには開場の一時間前に着いてしまいました。しばらく待ち入場し混雑を覚悟していた私たちですしたが、かなり空いていてゆっくり楽しむことが出来ました。宿はユネッサンに隣接しており小雨が降っていましたがそれほど濡れずに移動することができました。

der Luftangriffe auf Tokio (東京大空襲)

 父の家族は昭和20年三月十日の東京大空襲でほとんど亡くなりました。生き残ったのは陸士にいっていた父と結婚したばかりの伯母、学童疎開をしていた叔母だけで、私の曽祖母、祖父母、伯父、叔父、三人の叔母は自宅の防空壕で焼け死んでいたそうです。家族の中で弟の昇三さんは年が近かったのか特別父と仲がよかったようです。生前の父から叔父の面白いエピソードを何回か聞いたことがありました。しかし私は彼の顔を知らないのです。ただの一枚も写真が残っていません。あるのは在学していた旧制市川中学の卒業証書と銃剣道初段の免状と勤労動員の勧請だけです。悲しいのは卒業証書の日付が三月三十一日になっていることです。十日に亡くなっているので時期的には微妙ですが自身で受け取ったのか?死後生き残った誰かが取りにいったのか?は今となっては定かではありません。確かに地上戦となった沖縄、原爆を落とされた広島、長崎は悲惨ですが、東京の一般庶民も酷い目にあっていること忘れないで欲しいものです。江戸っ子は忘れっぽいのかなぁ・・・

die Schuhe(靴)

 先日、長らく放置していたお気に入りの靴を修理してもらいました。日頃、主にお客様の楽器の修理を生業としているので、愛用品を依頼する側の気持がよく分かり勉強になりました。この靴は30年ほど前に購入し、靴底がする減ったので履かなくなり、いつか修理しようと思っていたのですが、いつの間にか20年ほど過ぎてしまいました。かなり革も柔軟性を失っていて硬くなっていたので、直るかどうか不安でしたが、持ち込んだ靴修理工房の主人は状態は悪くないので、十分直す価値はあるとの判断でした。料金はおおよそ予想していた金額でしたので迷わずお願いしました。ウルヴァリン1000マイルブーツ、当時日本の製靴会社がライセンス生産していた俗に言うところのワークブーツです。直した理由は、気に入っていることもありますが、この靴を履いていろいろな所にいったので思い入れがあり捨てられなかったのです。修理された靴を受取り、仕上がりに満足したのと同時に、たとえ修理代であたらしいものが買えるとしても古いものを直して使おうと思いました。下の画像ですが、左からフランスアルザス、今は無きニューヨーク貿易センター前、パリルーブル、イタリアクレモナ、スイスブリエンツだいたいこの靴を履いています。





der Steg(駒)

 駒は自作しています。日本国内で質の良い駒の材料を手に入れることはかなり難しいことですが、30年ほど前に購入した5〜6本の原木の中に奇跡的に一本だけ素晴らしい材料がありました。現在はこれを製材してつかっています。その他は駒材用ということで木目も無いので、残念ですがもっぱら弓のクサビ等になっています。駒は立てる楽器の状態によってサイズを変えなければならないので、既製の場合かなりの種類をそろえる必要がありますが、自作の場合は自由に調整できるのでかなりのメリットがあります。

die Reparatur (修理)

 修理中のヴァイオリン、バラバラになった表板の破片をアロンアルファで固めてありました。紛失した部分は違う材料で足してありますが、年輪や角度が全くあっていません。まともな修理人(職人)であれば出来ない仕事だと思います。個人で店(工房)をひらいている製作者(修理人)であれば論外ですが、楽器店で雇われている技術者がヴァイオリンに無知な経営者の理不尽な要求にこたえる形でこのような修理を不本意ながらやったのではないかと自分に言い聞かせながらすすめています。あ〜ぁ・・・!

der Valentinstag (14. Februar).

 最近は家族以外にチョコレートをもろうこともなくなりましたが、私がはじめてバレンタインデーにチョコレートをもらったのは、小学六年生の時に同級生のT・恵子ちゃんにもらったハイクラウンチョコレートだったかなぁ・・・?当時はバレンタイン専用のチョコなどそんなに多く売られていなかったはずなので、彼女は市販されている中でも高級だったハイクラウンを選んでくれたんだと想像できます。