die Schuhe(靴)

 先日、長らく放置していたお気に入りの靴を修理してもらいました。日頃、主にお客様の楽器の修理を生業としているので、愛用品を依頼する側の気持がよく分かり勉強になりました。この靴は30年ほど前に購入し、靴底がする減ったので履かなくなり、いつか修理しようと思っていたのですが、いつの間にか20年ほど過ぎてしまいました。かなり革も柔軟性を失っていて硬くなっていたので、直るかどうか不安でしたが、持ち込んだ靴修理工房の主人は状態は悪くないので、十分直す価値はあるとの判断でした。料金はおおよそ予想していた金額でしたので迷わずお願いしました。ウルヴァリン1000マイルブーツ、当時日本の製靴会社がライセンス生産していた俗に言うところのワークブーツです。直した理由は、気に入っていることもありますが、この靴を履いていろいろな所にいったので思い入れがあり捨てられなかったのです。修理された靴を受取り、仕上がりに満足したのと同時に、たとえ修理代であたらしいものが買えるとしても古いものを直して使おうと思いました。下の画像ですが、左からフランスアルザス、今は無きニューヨーク貿易センター前、パリルーブル、イタリアクレモナ、スイスブリエンツだいたいこの靴を履いています。