der Witwemacher(ウイドーメーカー)

 航空機ファンの私ですが、最近気になるのはV-22オスプレイのことです。事故が多くウイドーメーカーと言われているようですが、昔から革新的な構造や機能を備えた機体は開発段階での事故は付き物で、高性能と引き換えに操縦や稼働率に問題のある航空機も多いものです。私見ですが、オスプレイに関する報道はあまりにも偏っているように感じます。前大戦の帝国陸海軍航空隊の頃なら未だしもテクノロジーの向上した現在、そんなに危険な航空機を正式採用しないと思うのですが・・・?危険な機体であればいくら任務とはいえ操縦する海兵隊員はいないはずです。そういえばどんなに脅しても空かしても誰も操縦をしたがらなかった飛行機がありました。バッヘム Ba 349ナッターです。旧ドイツ軍のロケット迎撃機で、戦後鹵獲した機体をアメリカ軍がテストの為ドイツ飛行士に操縦させようとしましたが、どんなに説得しても誰も乗りたがらなかったそうです。開発当初発進した瞬間に操縦士が失神してしまって墜落したという恐ろしい機体です。当時の写真から判断してもオスプレイのほうが危険が少なそうです。また私が、ウイドーメーカーと聞くと思い浮かべるのはB-26マローダーです。この機体も高性能を追求するあまり高翼面加重となり操縦の難しい航空機だったようですが、その後の改良で活躍(違う意味でウイドーメーカー)出撃後の生還率は高かったようです。左からA-22オスプレイ、Ba349ナッター、B-26マローダー