der Bierdeckel(コースターその2)

 私がヨーロッパにいたころは、東ヨーロッパの社会主義だった国々の人々が徐々に西側に流入してきた時期でしたが、東西の貧富の差がまだ激しくこんなジョークが流行っていました。ロシア人(人種はその時々によって代わります)が、Kneipe・クナイペ(パブ、レストラン)にやってきてビールを飲み、おかわり注文しました。ケルナー(給仕)がビールを持っていくと先ほど置いたはずのビアデッケル(コースター)がありません。記念にポケットに入れたのだと思い新しいビアデッケルの上にビールを置きました。しばらくするとまたおかわりの注文ビールを持っていくと再びビアデッケルがありません。面倒なのでそのままテーブルにジョッキを置いて戻ろうとするとロシア人が怒ったようにHerr Ober ! Bier mit Kekse Bitte!・ヘラー オーバー ! ビア ミット キークセ ビッテ!と叫びました。説明すると、ちょっとボーイさん、クッキー付きのビールを注文したんだけど!となります。