der Japanlack(漆)

 裏板塗り直しの依頼。古いヴァイオリンですが、かなり以前に裏板だけ漆に塗り替えられていたようです。仕上がりから拝察するに素人が試みに塗ったような感じです。オリジナルのニスを剥がすだけでも大変だったと思うのですが、大きな労力のわりに結果として楽器の破壊というまさに塗労(徒労)のなってしまったようです。検索してみると漆に蒔絵や螺鈿を施した楽器は結構ありました。それでも三味線、琴、鼓、尺八の和楽器がほとんどで、西洋由来のものではギター、エレキギターがある程度です。残念ながらヴァイオリンの画像はありませんでしたが、見事なヴァイオリンケースを見つけました。