der Komiker(コメディアン)

 ドイツにはコメディアンがいないと言いますが、アメリカのジェリー・ルイスのような知性のかけらも無いドタバタ、日本で言うところのアチャラカのような喜劇は好まれ無いようです。カッコつけの国民性なのでそんな低俗なものでは笑いはしないということなのだと思います。その点ミュンヘン出身のKomiker(コミカー、コメディアン)Karl Valentin(カール・ファレンティン)の演じる寸劇、不条理劇は、国民的(バイエルンのみ?)に愛されています。古いフィルムや著作物を見るとイッセー尾形がドイツで受け入れられている理由が分かるような気がします。