Uber den Bergen(山のあなた)

 私の家は、日吉のKO大学キャンパスのまむし谷を通り抜けると近道です。来客があると駅まで迎えに行くのですが、途中、客は不安になるみたいです。はたしてこの先に住宅(マンション)が在るのかと?画像の山の向こう側に我が家があります。山のあなたの空遠く幸い住むと人のいふ。ああ、われひとと尋めゆきて、涙さしぐみ、帰りきぬ。山のあなたのなお遠く幸住むと人のいふ。Uber den Bergenドイツの詩人カール ブッセの作品ですが私の同年代の人は、だいたい知っているのではないでしょうか?教科書に載っていたのかもしれませんが、三代目三遊亭円歌(当時は、二代目歌奴)の授業中という落語に出てきます。短い詩ですが、私は今でも暗証できます。私にとっての山のあなたは、幸もあるのかも知れませんが、長い階段があります。