鈴木バイオリン航空機製作所

 ある記事で戦時中鈴木バイオリンが、ロケット戦闘機秋水の尾翼を製作していたことを知りました。秋水は、私の好きなMesserschmitt Me163B Kometのコピーだった機体です。Me163のプラモデル(マルサンの登録商標でした。)もいろいろなスケールで作りました。現在のドイツでは、旧ドイツ軍のマーク(ハーケンクロイツ等)が禁止されていたのでプラモデルに付属しているデカールが、黒マジックで塗りつぶされていたのでSchabloneを作って吹き付けたりしていました。Me163は、その小さい機体でドイツ本土を爆撃に来るアメリカのB17の迎撃に使用され急上昇してから急降下してただ一撃を加えて帰還する飛行機でした。形は、似ていますが秋水とMe163の違いは、操縦者の生還に重きを置いているか?いないかの違いです。見た目は、かわいいですが恐ろしい兵器です。ドイツの私の住んでいた町には、戦時中Messserschmittの軍需工場があり、今も残っている格納庫でFlohmarkt(ノミの市)が行われていました。