Einfluss

私が、働いていた工房のシェフ(親方)のお父さんは、ボヘミアから戦後逃げてきた人で、以前はかなり有名だった名工Mathias Heinickeの弟子でした。彼のGeige(ヴァイオリン)の裏板の接ぎには、様々なかたちのSpan(パッチですか?)が貼ってあり面白いので真似しています。彼に聞いてみないと解かりませんが、音がどうこうというより接ぎに自信が無かったんだと思いますが?またHeinickeは、過去のGeigenbauer(ヴァイオリン職人)がそうであったようにヨーロッパの様々は都市(ベルリン、ブダペストヴェネチア)で修行したようです。(陸続きはいいね!)ヴェネチアでは、Deganiの工房で主に働いていたようで私もそのEinfluss(影響)を示すために地味にWirbelkasten(糸巻き箱)の壁をえぐってみたりしてます。